Amazon運用のプロが語る「札束で殴り合わない」利益最大化の戦略 – インサイトアイズ 榊洋三郎

Amazonへ参入する企業が急増し、アルゴリズムの変化や競争激化が進む昨今。広告費を大量に投下する「資本力勝負」に疑問を抱くビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。

本記事では、Amazonに特化した運用代行&コンサルティングを提供する株式会社インサイトアイズの代表取締役・榊 洋三郎氏に独占インタビューを行いました。

「札束で殴り合わない主義」「売上ではなく利益の最大化」を掲げ、直近約2年間の解約はほぼゼロという驚異的な実績を誇る同社。

Amazon運用代行業界のリアルな裏側や具体的な成功・失敗事例、そして物理学出身の経営者ならではの論理的な戦略について深く掘り下げます。

自社のEC事業の利益率に悩む経営者や、信頼できる代理店選びに迷っている方必見の内容です。

【この記事でわかること】

  • インサイトアイズ創業の裏側と、予算至上主義な業界への反発
  • 「札束で殴り合わない」独自の利益最大化戦略
  • 直近2年間解約ゼロを支える、本質的なサポート体制
  • 成功事例とリアルな失敗事例
  • 今後のAmazon運用におけるAI活用と越境ECへの展望

会社概要

  • 会社名:株式会社インサイトアイズ
  • 代表者:榊 洋三郎
  • 設立:2022年1月
  • 事業内容:Amazonにおける運用支援代・コンサルティング(市場分析、クリエイティブ制作、SEO対策、広告運用、セール/プロモーション対応)
  • 公式サイトhttps://insighteyes.co.jp/

予算至上主義の業界への反発から始まった創業ストーリー

研究室の人間関係から抜け出し、法人営業を経てAmazonビジネスへ

東北大学および同大学院で物理学を専攻していた榊氏ですが、閉鎖的な研究室の人間関係に違和感を覚え、卒業後は理系向けの法人営業職へと進みます。

その会社員時代(2012〜2016年頃)に副業として物販を始めたことが、Amazonビジネスとの最初の出会いでした。

「予算がないと相手にされない」業界の理不尽への反発

2016年に独立し、Amazon運用代行事業をスタートした当時、運用代行を行う会社はまだ少数でした。しかし業界を見渡すと「広告予算100万円以上でないと相手にしない」といった、小規模クライアントを軽視する風潮がありました。

「資金力の有無とプロダクトの良さは関係ない。予算がなくても、本当に良いプロダクトを持っている人たちに支援の手を回したい」

その強い想いが、インサイトアイズ創業の原点となっています。

2. インサイトアイズが圧倒的な実績を出す3つの理由

同社が多くのクライアントから支持を集めている理由には、以下の3つの特徴があります。

「札束で殴り合わない」利益重視の運用

広告費を大量投下して力技で売上を作るのではなく、競合とトレードオフになる独自のポジションを見極め、少ない広告費でも売上を作る戦略を持っています。

あえて売上を下げてでも「利益率」を改善する提案力

市場環境やクライアント商品のポテンシャルを考慮し、時には「セールをやめましょう」「値上げしましょう」という、一時的な売上減を伴う提案も行います。利益率・利益額が改善するだけでなく、事業の利益構造自体が改善されるため、クライアントからの厚い信頼を獲得しています。

「誰と付き合うか」を厳選する姿勢

「ただ金さえ稼げればいい」「他社製品をパクればいい」というスタンスの企業からの依頼は断っています。良いプロダクトを育て、市場に新しい価値を提供する企業にのみ伴走する哲学を持っています。

インタビューQ&A

ここからは榊氏へのインタビューを通じて、事業のリアルな裏側に迫ります。

Q. インサイトアイズという社名に込めた想いを教えてください。

榊氏. 本質的なことをやりたい(インサイト=本質を見抜く力)という思いから名付けました。世の中の代理店は「広告をもっと打ちましょう」「売上を上げましょう」という提案が多いですが、お客さまが本当に求めているのはそれだけではありません。

そのブランドが誰に向けてどんな価値を提供しているのかを見極め、最大化させること。「売上を上げること」ばかりを目標にするのではなく、企業にとって一番本質的な部分を支援したいという信念が込められています。

Q. 具体的な成功事例と、あえてお聞きしたい失敗事例を教えてください。

榊氏. 成功事例で言うと、雑貨を扱うクライアント様で、月商90万円ほどだった状態から、ご支援を開始して1年で月商1,200万円まで伸びたケースがあります。運用が適切にできていなかった部分をテコ入れし、商品のポテンシャルを引き出すように改善を行ったことで大きく結果が出ました。

逆に期待通りの成果が出なかったのは、創業初期のデリケートゾーン向け商品のケースです。ページを綺麗に作りすぎた結果、実は消費者に一番刺さっていた「生々しい効果や表現」が削ぎ落とされてしまい、パフォーマンスが落ちてしまいました。見栄えを良くすればいいわけではない、と痛感した経験です。

Q. 競合他社と比較された際、クライアントはどこを評価して御社を選んでいますか?

榊氏. ページ改善や広告運用などのいわゆるプロモーションより上流の部分、つまり戦略策定からトータルサポートしている点を評価いただくことが多いです。

「クライアントにとって何がベストか」という視点で計画を作り、その内容を実際の運用に落とし込むことでお役に立てているのかと思います。

Q. 直近2年間「解約ゼロ」という驚異的な継続率の秘訣は何でしょうか?

榊氏. 私を含めて社内のスキルアップに集中してきたからかもしれません。
代表である私が「ラーメン屋は美味いラーメンを作ることが本分。ビラ配りや看板作りに腐心する暇があるなら美味いスープを探求するべき。」みたいな志向をもっているので、弊社は所謂セミナー営業や、WEBマーケティングのようなことをほとんど行っていません。(やるつもりが全く無いわけではないのですが、いつも後回しにしてしまっています)

代わりに、海外のトップエージェンシーのWEBセミナーや勉強会に参加したり、Amazon経験10年以上のメーカー担当者さんが私催されている情報交換会に定期的にお邪魔したり、より高い成果を出するためのスキルアップにはお金と時間に糸目をつけずに投資しています。
それが結果として、クライアント各社に継続的なご満足を提供できているのかもしれません。

Q. 物理学のバックグラウンドは、経営やAmazon運用にどう活きていますか?

榊氏. 物理学が直接活きることはありませんが、実験データなど数値を評価する時の基本的な習慣は役に立っているかもしれません。例えば、「Aというパラメータを変えたらBが変わった」という結果が出た時、すぐに「Aが原因だ」と決めつけるのは、因果関係と相関関係を混同していて、早計な判断かもしれません。

「A以外の別の要素が影響している可能性はないか?」「AとBに因果関係があるとしたら、別のCという指標も変化していないとおかしいはずだ」などと、数字を多角的に評価することは、正しい意思決定をしていくためには重要です。
上記は一例ですが、私にとっては自然な思考習慣が、他のコンサルタントスタッフには当たり前ではないことも時々あるので、このあたりは理系人間の経験が活きているのかもしれません。

経営哲学と今後のビジョン

榊氏が何よりも大切にしているのは、「その提案がお客様の長期的な利益になるか」「市場や日本全体にとってプラスになるか」という視点です。

目先の売上欲しさにイノベーティブな競合他社を蹴落とすような施策は、クライアントにとってプラスだったとしても、市場全体にとって良くありません。「みんながハッピーになること」を第一に考え、スタッフの採用基準においても、「自分にとっての損得ではなく、相手(お客様)にとってのベストを自然に考えられる人柄かどうか」を重視しています。

今後のビジョンとして、同社は以下の3つを掲げています。

AIとの協働による品質向上

入札調整や画像作成など、AIに代替しても十分な品質を担保できる部分は順次AIに任せていき、人間は「ブランドの目的・目標を達成するためにどういう意思決定をするか」「出てきた結果をどのように評価・解釈するか」という、より上層の戦略部分に注力していく。

プラットフォーム依存からの脱却支援

Amazonだけでなく、自社ECのマーケティング支援にも力を入れ、お客様が特定のプラットフォームに依存しない事業ポートフォリオを組めるようにサポートしていく。

低リスクな越境ECの推進

多額のコストがかかると誤解されがちな海外展開も、スモールステップで進めれば低コストで挑戦可能です。そうした手作り感のある海外展開も積極的にサポートしていく。

まとめ:読者へのメッセージ

「自社にとって一番大事なことは何かを明確にしてから代理店に相談してください」

榊氏は最後にこう語ります。

「ブランドの戦い方は無数にあります。何を目的にするかで戦い方は変わるため、自分たちの価値観に合う代理店とお付き合いすることが最も大切です」

自社の利益最大化と本質的な成長を目指すのであれば、インサイトアイズは間違いなく最強のパートナーとなるはずです。

【こんな企業におすすめ】

  • 本当に良いプロダクトを持っているが、予算の都合で他社に断られた企業
  • 広告費ばかりがかさみ、売上は上がっても手元に利益が残らず悩んでいる経営者
  • ただの作業代行ではなく、共に事業の戦略を練ってくれるパートナーを探している企業

ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

経営者のストーリーには、会社のホームページや営業資料だけでは伝わらない
「なぜこの事業を始めたのか」という想いがあります。

創業のきっかけ、苦労したこと、そしてこれから実現したい未来。

こうした話を聞くたびに、日本にはまだまだ面白い経営者がたくさんいると感じます。

そのストーリーを残すために、現在【経営者1000人インタビュープロジェクト】を進めています。

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インタビューはオンラインで60分ほど。現在はプロジェクトのため参加費は無料です。

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