株式会社カラーフロー大内一輝が語る「Mamanoma(ママノマ) 」と「WEB顧問」が地方中小企業を救う理由

この記事でわかること
- 株式会社カラーフローおよび代表の大内一輝氏の型破りな起業ストーリー
- 地方発のママさんBPO事業「Mamanoma(ママノマ) 」とWEB顧問事業の独自の強みとビジネスモデル
- 中小企業がDX化や人材不足を根本から解決するための具体的な伴走支援の形
- 行政と連携した新しいアウトソーシングモデルの全体像と今後の展望
なぜこの企業に注目すべきか
- 表面的なDXやツール導入ではなく、現場に数日間張り付く泥臭い「WEB顧問」スタイルを確立しているため
- 行政(大阪府柏原市)と連携し、質の高いママさん人材を直接育成
- 再現性ある 独自のBPOモデルを構築しているため
- 「社長は営業に専念すべき」という明確な哲学のもと、経営者が本来やるべき業務に集中できる環境を提供する実践的なソリューションを持っているため

会社概要
会社名:株式会社カラーフロー
公式サイト:https://colorfurrow-inc.com/
代表者:大内一輝
設立:2024年11月11日
事業内容:Mamanoma(ママノマ)、WEB顧問事業、人材開発事業
創業ストーリー
なぜこの事業を始めたのか
大内一輝氏は大学卒業後、東京の総合商社(株式会社メガ)に新卒入社し、新規事業開発室でBtoBのマッチングプラットフォーム「ピッタラボ」の立ち上げなどを経験しました。
その業務の中でWEBを作りたい企業とWEB制作したい企業の間にたち最適なマッチングを行うために、自らがディレクションを行う機会が多く、「自分でもWEB会社ができるのではないか」と直感し、26歳で合同会社カラーコードを設立します。
社名の「カラーコード」には、大内氏自身が色弱で色の判別が難しいものの、カラーコードという数値を使えばデザインができるという背景が込められています。その後、カラーコードの取り組みの一環として、設立初年度から大阪府柏原市と共同でママさん向けのITスキルアップ講座を実施するようになりました。
しかし、大内氏自らが講師となってWEBや動画制作のスキルを教えても、卒業したママさんたちが実務で活躍できる「受け皿」がないという課題に直面します。
育成したママさんたちがフリーランスやチームとして継続的に活躍できるゴールを作るため、2024年11月に株式会社カラーフローが設立されました。
カラーコードが制作会社として多様な企業と関わる一方、カラーフローは企業の課題に対して伴走し、仕組みを一緒に作っていく道しるべとしての役割を担っています。
創業時の苦労
大阪府柏原市で独立した当初、大内氏には地元のコネクションも実績も全くありませんでした。そこで「市長のWEBサイトを作れば、他の企業も話を聞いてくれるはずだ」と考えます。
市役所の受付で断られても諦めず、商工会からの情報を頼りに、市長の友人がよく行っていると噂の居酒屋に 足を運び、なんと皿洗いをさせてほしいと直談判しました。数ヶ月間アルバイトをし続けた結果、来店した市長の友人に事業の熱意を伝え、その場で市長に電話を繋いでもらうことに成功します。
翌日のアポを獲得すると、一晩で勝手に市長のサイトを作り上げ、「受け取っていただくまで帰らない」と立てこもるほどの圧倒的な行動力を見せ、見事に最初の信頼と実績を勝ち取りました。

事業の特徴
競合との違い
株式会社カラーフローの強みは、徹底した「現場主義」と「独自の育成スキーム」にあります。
WEB顧問事業では、単に外部からツールを導入するのではなく、大内氏自らがクライアントの現場に数日間常駐します。従業員の動きや業務フローをじっと観察し、現場の状況を完全に理解した上で、その企業に合ったDX化やWEB運用を提案します。
また、Mamanoma(ママノマ)では、どこの誰かわからない不特定多数のワーカーを集めるのではなく、行政と連携したIT講座を通じて大内氏自らが直接育成したママさんのみをアサインしています。

強み
最大の強みは、WEB制作、SNS運用、バックオフィス業務をワンストップで支援できる質の高い実務チームを持っていることです。現在43名のママさんが所属しており、全員が柏原市民です。
研修段階で一人ひとりの適性(WEBが得意、動画が得意、事務が得意など)を見極め、最適な業務に配置するため、チームとして高いパフォーマンスを発揮します。また、時給2600円固定というわかりやすく導入しやすい料金体系も強みの一つです。
提供価値
「社長は営業など人と会うことのみに専念すべき」という大内氏の考えのもと、企業が抱える広報や事務、営業補佐といった業務を丸ごと巻き取ります。
これにより、中小企業は売上を作るコア業務に集中でき、同時にママさんたちには柔軟でやりがいのある働き方を提供できるという、双方にとって価値のあるエコシステムを実現しています。
インタビューQ&A
Q. WEB顧問事業における「顧問」とは、他社のWEB制作や運用代行と何が違うのでしょうか?
A. 今の時代、WEBサイトを作ったりSNSを始めたりするのは単なるスタート地点に過ぎません。
そこからどう運用して集客や採用に繋げるかが重要です。しかし、制作会社がそこまで丸抱えするのは難しいのが現実です。だからこそ「顧問」として企業の中に入り込み、一緒に運用体制を作っていく必要があります。大きな違いは、私たちが現場に数日間入り込み、じっと業務を観察することです。
外部の人間が現場も知らずに突然DXを提案しても、現場はリテラシー的に置いてけぼりになってしまいます。現場の課題を深く理解する泥臭いプロセスがあるからこそ、ヒアリングすら不要なレベルで最適な伴走支援ができるのです。
Q. WEB顧問として支援した中で、ビフォーアフターが明確に出た事例を教えてください。
A. 離職率が高く悩んでいたある介護施設の事例があります。
そこは業務のすべてが紙ベースで管理されており、管理者の負担が限界を超え、深夜まで帰れない状況が続いていました。私たちが数日間現場に常駐して観察し、単なるWEB支援ではなく社内のDX化支援を行いました。
外部ツールやAIを活用し、ペーパーレス化や各種情報の一元管理化を進めた結果、管理者が定時で帰れるようになり、業務負担が大きく削減されました。その結果、従業員の定着率も向上するという明確な成果が出ています。

Q. Mamanoma(ママノマ)は、どのような企業に向いていますか?
A. 社長自らが現場を動き回り、疲弊している企業に一番向いています。私は「社長は営業以外の業務をするな」と考えています。
採用や広報、経理などは、社長でなくてもできる業務です。そこを私たちのMamanoma(ママノマ)に任せていただき、社長は売上を作るコア業務に専念していただきたいです。逆に、すでに各部署の役割分担がきっちりできている企業には、私たちの介入価値はあまりないかもしれません。
Q. 競合のアウトソーシングサービスと比べて、カラーフローを選ぶべき理由は何ですか?
A. 最大の価値は「私たちが直接育成したママさんである」ということです。
現在43名のママさんがいますが、全員が行政と連携した講座の卒業生であり、私たちが直接ITスキルや最新のトレンドを教えています。不特定多数の人材ではなく、適性やスキルを私たちがしっかり把握している人材をアサインできるため、品質の高さには絶対の自信があります。
もし大量の人数だけを安く集めたいのであれば、他社のクラウドソーシングプラットフォームの方が向いていると思います。
Q. 昨今、DXやAI導入を進める企業が多い中で、大内さんが感じる課題感はありますか?
A. どこの企業もDX化の必要性は感じており、AIを触ったことがない企業は少ないと思います。
しかし、ここに落とし穴があります。「AIを触ること=DX化」だと勘違いし、表面的な導入で終わっている企業が増えています。本質的な業務基盤がないまま導入するため、逆にAIに時間を食われてしまっているケースが非常に多いのです。
私たちはそこを根本から解決するために、適切なAIの使い方やDXの基盤作りから伴走支援を行っています。
経営者の価値観
大切にしている考え
「一番得意な人が、その得意な業務をやる」というのが、大内氏のビジネスにおける最も重要な価値観です。企業はコアビジネスに集中し、広報や事務はそれを特技とするママさんたちが担う。
それぞれが最高のパフォーマンスを発揮し、クライアントもママさんも喜ぶ状態を作ることが、一番の理想だと語ります。
また、シングルマザーの女性と結婚した原体験から、女性が時間とお金のどちらかを犠牲にせざるを得ない状況を払拭し、少しでもスキルを活かして稼げる機会を創出したいという強い思いを持っています。
経営哲学
感情的、感覚的な部分を大切にし、「常に楽しく、クリエイティブ思考を保てる余裕のある人間でありたい」という哲学を持っています。
タスクに追われて切羽詰まるのではなく、関わるすべての人(クライアント、働くママさん、行政、クライアントの先のクライアント )が誰も悲しむことなくWin-Winになるサイクルを回すことを重視しています。
今後のビジョン
目指している未来
5年後には、稼働するママさんを100名体制に拡大し、このママさんBPO事業単体で売上3億円規模を目指しています。
また、ママさんたちが通えるショーケースのような綺麗で透明感のあるシェアオフィス(路面店)を開設し、モチベーション高く働ける環境を作ることも目標の一つです。
新しい挑戦
今後は「営業特化型のママさんBPO」を展開する予定です。リスト作成、メール対応、議事録作成など、営業担当者が商談以外に抱えている業務を丸ごと巻き取り、企業の売上拡大をさらに強力に後押しする体制を構築しています。
そして、大阪府柏原市で構築したこの「行政×ママさん育成×BPO」のモデルを、日本全国の地方自治体へと広げていく構想を描いています。
読者へのメッセージ
DX化が必要だと言って、とりあえずAIツールを導入したものの、結局使いこなせずにAIに時間を奪われている企業が増えています。それは本質的なDXではありません。私たちは現場に直接入り込み、根本的な業務基盤を整えた上で最適な伴走支援を行います。
数年で会社を大きく伸ばしたいと熱意を持っている勢いのあるスタートアップや、社内のリソース不足や運用体制に悩んでいる経営者の方は、ぜひ一度ご相談ください。ゼロから一緒に強い体制を構築していきましょう。
まとめ
この記事のポイント
- 株式会社カラーフローの大内一輝氏は、居酒屋で皿洗いをしてまで実績を掴み取る圧倒的な行動力と、現場に張り付く徹底した現場主義で、地方の中小企業が抱える課題に向き合っています。
- 単なる外注先ではなく、WEB顧問として現場の泥臭い課題解決や本質的なDX化にコミットします。
- 行政と連携して自ら育成した質の高いママさん人材を活用するMamanoma(ママノマ)により、社長がコア業務に専念できる環境を提供しています。
どんな企業におすすめか
- 社長自身が営業から事務、採用まで抱え込んで疲弊している企業
- 数年で一気に事業を拡大させたい勢いのあるスタートアップ企業
- 表面的なツール導入ではなく、現場に根付いた本質的なDX化とWEB活用を進めたい地方の中小企業