デザインから事務代行まで丸投げOK!Creative Office Seafield 海野和広氏が語る、小さな事業を育てる伴走型支援とは

この記事でわかること

  • Creative Office Seafieldが「低コストで高品質」なデザインを提供できる裏側
  • 一般的な「事務代行」とは違う、デザインも任せられる伴走型サポートの全貌
  • 独立直後の資金繰りや雑務の壁を乗り越えた、代表・海野和広氏のリアルな創業ストーリー
  • これから独立を目指すフリーランス・個人事業主が知っておくべき「経営のリアル」

なぜこの企業に注目すべきか

デザイン制作、Web制作から事務代行、スタートアップ支援まで、個人事業主や起業家のビジネスをトータルでサポートする「Creative Office Seafield(クリエイティブオフィス シーフィールド)」。

代表の海野和広氏は、19歳からデザイン業界に身を置き、アナログ時代から現代のAI活用に至るまで、業界の最前線を走り続けてきたスペシャリストです。

本記事では、海野氏への独占インタビューを通じて、公式サイトには載っていない「創業の苦労」「独自のサービス設計の理由」「今後のビジョン」を深掘りします。

事業を軌道に乗せたい起業家や、自社のクリエイティブ・バックオフィス業務の効率化に悩む経営者にとって、多くのヒントが詰まった必読のインタビューです。

会社概要

  • 会社名(屋号): Creative Office Seafield(クリエイティブオフィス シーフィールド)
  • 公式サイト:https://seafield.studio.site/
  • 代表者: 海野 和広
  • 設立背景: 電通傘下企業での在宅勤務経験を経て独立
  • 事業内容: デザイン制作、Web制作、事務代行、セミナー事業、個人事業主向けスタートアップサポート

創業ストーリー

なぜこの事業を始めたのか

海野氏のキャリアは、まだMacが普及する前の19歳、版下屋(フィニッシャー)からスタートしました。

その後、デザイン業界で長きにわたり経験を積み、電通傘下の企業で働いていた際に、当時まだ珍しかった「在宅勤務」をいち早く経験します。

在宅で業務をこなす中で、「会社に行かなくても仕事が回るなら、独立した方が良いのではないか」と考えた海野氏。

当時の上司からの「頑張れ、できるよ」という温かい後押しもあり、独立・起業の道を歩み始めました。

創業時の苦労と生々しい失敗

しかし、独立直後は順風満帆ではありませんでした。最も苦労したのは、会社員時代には意識していなかった「雑務」です。

領収書を一つひとつ集めることから始まり、初めての確定申告では書類の書き方が分からず、丸々1週間を費やしました。当時は資金繰りにも悩み、お金を借りるために事業計画書を書き続ける日々だったと語ります。

さらに、過去の苦い経験も現在の糧となっています。20代前半で親から任されて喫茶店を経営した際は、経営のノウハウを持たず「文化祭の延長」のような感覚で1年で店を畳んでしまいました。

独立後も、「100万円の仕事が入ったら100万円使っていいと思っていた」というほど、キャッシュフローの計算ができずに失敗した経験があります。

これらのリアルな挫折と苦労を経験してきたからこそ、海野氏は「これから起業する人が同じ壁にぶつからないようにサポートしたい」という強い思いを抱くようになったのです。

事業の特徴

競合との違い・強み

Creative Office Seafieldの最大の強みは、「AIの活用による徹底したコストダウンとプロの仕上げ」です。 クラウドソーシングや格安制作会社では、品質が担保されないケースが多々あります。

しかし海野氏の手法は、ベースをAIに作成させることで大幅な人件費削減を実現しつつ、最終的な仕上げは長年の経験を持つプロ(海野氏自身)が行うというものです。

これにより、「この価格でこれだけのことをやってくれるのか」とクライアントが驚くほどのコストパフォーマンスを発揮しています。

さらに、「後工程を考えたデータ作り」も独自の強みです。ただ綺麗なデザインを作るだけでなく、オペレーターやコーダーに近い実務経験を活かし、印刷所やエンジニアが作業しやすいデータ構造で納品することができます。

提供価値:「デザインもできる事務代行」

もう一つの柱が、独自の「事務代行」サービスです。

一般的な事務代行が領収書の整理などにとどまるのに対し、海野氏のサービスは「WordやPowerPointで作っていた素人感のあるチラシや名刺を、プロのデザイナーが代わりに安価で作る」というニーズから生まれました。

「デザイナーを雇うと高い」と悩む起業家にとって、「デザインも頼めて、経理や雑務の相談にも乗ってくれる事務代行(秘書的な立ち位置)」は、スタートアップ期に最適な価値を提供しています。

インタビューQ&A

Q. 「個人事業主や独立を目指す方のサポート」に注力し始めたのはなぜですか?

A. 最初から決めていたわけではなく、事業を続ける中で自然と絞り込まれました。

交流会などで独立・起業を目指す方と話す機会が増えた際、皆さん一様に「独立当初の雑務や資金繰り」という、私が過去に経験したのと同じ悩みを抱えていたんです。

であれば、ただ「チラシを作りますよ」と言うより、私の失敗経験も踏まえて、彼らが必ず苦労する部分をトータルでサポートしてあげた方がためになると思い、方向性が定まりました。

Q. 「低コストで高品質」を実現できる理由を教えてください。

A. 完全にAIを活用しているからです。

素人が一から作るより、AIを使った方が一定の品質のものが早くできます。しかし、そのままお客様に丸投げするわけではありません。AIで作ったベースを、プロのデザイナーである私が手を加えて仕上げます。

これにより、今までデザイナー何人かで時間をかけていた部分の人件費がかからなくなり、結果的に低コストで高品質なものを提供できるのです。

Q. デザイン業と「事務代行」を組み合わせているのは非常に珍しいですね。

A. 実は、「名刺やチラシを作ってほしい」という要望に安く応えるために事務代行という見せ方にしました。

事務のスタッフがWordで作る資料では見栄えが悪いけれど、専属のデザイナーを雇うと高額になりますよね。そこで、「デザインができる事務代行として私を雇いませんか?」と提案したのが始まりです。

実際に起業家のサポートをしていると、事業計画書の作成や領収書の管理などもできるようになったため、大きな枠組みとして「事務代行」として提供しています。

Q. 大手や他社にはない、海野さん個人としての強みは何でしょうか?

A. フットワークの軽さですね。

呼ばれたらすぐに行けますし、夜中に連絡が来ても対応できるのは大手には難しい強みだと思います。また、私は普通のデザイナーとは違い、オペレーターやコーダーに近い業務もやってきました。

そのため、ただ綺麗なものを作るだけでなく、後の工程を担う印刷所やコーダーさんが「どうしたら楽に作業できるか」を考えてデータを作れる点が、他のデザイナーとは違う部分だと自負しています。

Q. お仕事を受ける・断る際の基準はありますか?

A. 私は「人間」を見て仕事を受けます。

どんなに割の良い仕事でも、横柄な態度を取る人や、過度に値引き(ダンピング)を要求してくる人とは仕事をお断りしています。過去にそうした方と仕事をして、お互いに嫌な思いをした経験があるからです。

結果的に、高くてもちゃんとしたプロに頼めばよかったと相手が後悔しているのを見て、安売り競争には乗らず、断って正解だったと思っています。

Q. 独立を目指している人に向けて、アドバイスをお願いします。

A. 絶対に「キャッシュフロー」を意識してください。

独立するならお金の計算は必須です。また、知り合いの経営者から言われたことですが、「株の知識」は持っておいた方がいいですね。

株式を知ることで、他の会社の動きや経済の仕組みが見えてきます。私自身もこれから勉強するところですが、事業をやる以上、お金のことはしっかり学んでおいてほしいと思います。

経営者の価値観

海野氏が経営において大切にしているのは、「クライアントと一緒に事業を育てていくパートナーシップ」です。

単に言われた通りにチラシを作って納品して終わり、という関係ではなく、「こんなお店にしたい」「こんな未来を目指している」というクライアントのビジョンを共有し、共に歩むことを理想としています。

「オープンに向けた最初の1週間で人が足りないなら、ウェイターとして手伝いに行ってもいい。イベントに出展するなら設営から一緒にやりたい」と語るほど、深く事業にコミットする姿勢を持っています。

一方で、業界全体への危機感も持っています。「デザイナーは誰でも名乗れてしまうため、安易にデザインソフトで作った広告が権利侵害に当たり、個人に莫大な損害賠償が発生するリスクがある」と警鐘を鳴らし、弁護士のような国家資格制度の必要性を提唱しています。

また、AIを敵視して仲間内にこもるのではなく、オープンで前向きな業界になってほしいという強い願いも持っています。

今後のビジョン

Creative Office Seafieldの今後について、海野氏は「5〜10年後には個人事業主から法人化を果たしたい」と見据えています。「株式会社か合同会社かは未定ですが、クリエイティブオフィスを冠した社名としてブランドを育てていきたい」と語ります。

また、自身が65歳を迎える5年後には、現場で自ら手を動かして制作する立場から、若いクリエイターや外部パートナーに仕事を振り分け、全体を統括する「ディレクション業務」へシフトしていくことを目指しています。

さらに、妻が立ち上げる「親子カフェ」のサポートを通じて、かつて若き日に失敗した飲食事業へ新たな形で関わっていくという、個人的な新しい挑戦も控えています。

読者へのメッセージ

「迷った時は、とりあえず相談してください。仕事の話じゃなくていいんですよ。何に悩んでいるのかを聞きたいので、まずは雑談から始めて、お友達になりましょう!」

海野氏のこの言葉には、個人事業主や起業家が抱える孤独や不安に寄り添いたいという、温かい人柄が表れています。

まとめ

この記事のポイント

  • Creative Office Seafieldは、AIとプロの技術を掛け合わせ、「低コストで高品質」なデザインを提供している。
  • 単なるデザイン制作にとどまらず、スタートアップ時の雑務や名刺作りまで巻き取る「事務代行」が大きな強み。
  • 代表の海野氏は、自身の独立時の失敗(資金繰りや雑務の苦労)を原動力に、起業家をトータルサポートしている。
  • クライアントとは「業者と発注者」ではなく、「一緒に事業を育てるパートナー」としての関係を求めている。

どんな企業におすすめか

  • これから独立・起業を考えており、何から手をつけていいか分からない個人事業主
  • デザインからバックオフィス業務まで、信頼できる右腕に丸投げしたいスタートアップ企業
  • 「安かろう悪かろう」のクラウドソーシングに限界を感じている経営者

経営のリアルな悩みに寄り添い、クリエイティブと事務の両面から伴走してくれるCreative Office Seafield。事業の壁にぶつかった時は、まずは海野氏と「雑談」してみてはいかがでしょうか。

ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

経営者のストーリーには、会社のホームページや営業資料だけでは伝わらない
「なぜこの事業を始めたのか」という想いがあります。

創業のきっかけ、苦労したこと、そしてこれから実現したい未来。

こうした話を聞くたびに、日本にはまだまだ面白い経営者がたくさんいると感じます。

そのストーリーを残すために、現在【経営者1000人インタビュープロジェクト】を進めています。

この企画では、

  • 創業のストーリー
  • 事業の強み
  • 経営者の価値観
  • これからのビジョン

などをお聞きし、記事として公開しています。

記事は、会社名や代表者名で検索されたときにも見つかる「信頼できる情報」として残るコンテンツになります。

インタビューはオンラインで60分ほど。現在はプロジェクトのため参加費は無料です。

もしこの記事を読んで

「自分の事業の想いも残してみたい」
「経営者としてのストーリーを言語化したい」

そう思った方がいれば、ぜひ以下のページをご覧ください。

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