人材業界の闇を壊す。Enrich Partners小野塚智安が挑む「採用の仕組み化」と月額1000円のサブスクコンサルの全貌

この記事でわかること

  • 一般的な人材紹介・求人広告ビジネスが抱える「構造的な闇(利益相反)」の裏側
  • 月額1,000円から始められる画期的なサブスク型採用コンサル「リクルートヒーロー」の実態
  • 採用単価を劇的に下げるための「三種の神器(ターゲティング・ブランディング・ステージング)」 
  • 2027年にリリース予定の、日本の採用市場を根本から変える「次世代動画転職アプリ」の構想

なぜこの企業に注目すべきか

 「どの手法をやっても採用に至らない」「売り手市場で採用人数が減っている」と悩む企業が増える中、株式会社Enrich Partnersは「採用の仕組み化」を掲げ、顧客の自立を徹底的に支援しています。

一般的な人材会社が「いかに転職させるか」で利益を得る構造に真っ向から異を唱え、企業と求職者の真のフィッティングを追求する代表・小野塚智安氏の思想と、独自のビジネスモデルに迫ります。

会社概要

  • 会社名:株式会社Enrich Partners(エンリッチパートナーズ)
  • 公式サイト:https://www.enrich-partners.co.jp/
  • 代表者:代表取締役 小野塚 智安
  • 設立:2024年5月
  • 事業内容:採用コンサルティング、サブスク型コンサル「リクルートヒーロー」の提供

創業ストーリー

なぜこの事業を始めたのか

小野塚智安氏は新潟県出身。社会人生活の最初の1〜2年はホテルマンとして働き、その後は飲食店、家電量販店での携帯販売、さらには医療・健康機器メーカーの社長室で人事・財務・マーケティングまで幅広く経験を積みました。

その後、人材系の営業会社へ入社し、求人系サービスを取り扱ったことが「採用コンサルタント」の原点となります。しかし、そこで小野塚氏は大きなジレンマを抱えることになります。

「ただ求人サービスを売るのではなく、お客様の深部まで入り込んで『採用の仕組み化』をしたい。しかし、人材会社の営業マンという立場では、商品を売ることが目的になってしまい、コンサルティングを行うことが足かせになってしまう」

お客様と深く付き合いたいという思いと、人材会社の「利益相反」する構造への違和感から、顧客に背中を押される形で2024年5月に株式会社Enrich Partnersを設立しました。

創業時の苦労と独立後のリアル

独立直後について小野塚氏は「ギャップはほとんどなかった」と語ります。トップに立ったことで、料金設定やお客様との付き合い方をすべて自由に決められるようになり、会社員時代に抱えていたストレスが解消されました。

責任はすべて自分にのしかかるものの、「1人になってすごく楽になり、好きなお客様と理想の付き合い方ができるようになった」と当時を振り返ります。

事業の特徴

競合との違い:「自立」を促す支援スタイル

多くの採用代行(RPO)サービスが業務を巻き取り「ブラックボックス化」することで利益を得るのに対し、Enrich Partnersは「お客様の内部に私のクローンを作る」というスタンスで支援を行います。

ノウハウをすべて提供し、最終的には外部の採用コンサルがいなくても自立して採用活動ができる状態(お守り程度の存在になること)を目指しています。

強み:月額1,000円から始まる「リクルートヒーロー」

同社の目玉サービスであるサブスク型コンサル「リクルートヒーロー」は、なんと月額1,000円からスタートできます。

最初の半年間はこの金額で企業の採用課題を分析し、「どの程度のコンサルティングが必要か」を企業と一緒に見極めます。

高額なパッケージを売りつけるのではなく、納得のいく適正価格をすり合わせてから本契約へと進むため、顧客のストレスはゼロ。実際、半年後には100%の企業が本契約へ移行しています。

提供価値:成果を出す「三種の神器」

採用がうまくいかない企業に対し、小野塚氏は以下の「三種の神器」で根本解決を図ります。

  1. ターゲットの再定義:職歴ではなく、人柄やパーソナリティに基づいたターゲティング
  2. 採用ブランディング:クリエイティブを最大化し、自社の魅力を正確に届ける記事制作
  3. 戦う場所(媒体)の選定:企業の特性に合った最適な求人サービスの選定

これにより、SES事業の採用単価を80万円から25万円に下げたり、建設業で5年間採用ゼロだった企業が3ヶ月で3名採用できたりと、圧倒的な実績を残しています。

インタビューQ&A:人材業界の闇と、本質的な採用支援とは

Q. 採用コンサルティングにおいて、現在の人材業界に対する「怒り」や課題感をお持ちだと伺いました。具体的にどのような問題があるのでしょうか?

A. 今の人材業界は、「いかに人を転職させるか」でマネタイズする構造になってしまっている点です。

本来、人材業の価値は「適材適所への再配置」であるべきです。しかし実際は、企業側から高額な手数料をもらうため、求職者を無理に転職させたり、自社に都合の良い案件に斡旋したりしています。

求職者が入社して長く定着してしまうと、人材会社としては次の儲けが出ません。つまり、「課題を解決したら儲からなくなる」という強烈な利益相反が起きているのです。

この構造のせいで企業も求職者も苦しんでおり、それが見ていられないというのが私の原動力になっています。

Q. 「どの手法をやっても採用に至らない」と悩む企業は多いのでしょうか?また、共通する失敗パターンはありますか?

A. 私の体感では、8割の企業が現状の採用に満足しておらず、そのうち3〜4割は「全く採用に至っていない」状態です。

失敗の最大の共通点は「パートナー選びが上手ではない」ことです。多くの企業が、中身の運用体制を見ずに「安いから」という理由だけで求人媒体やサービスを選んでしまっています。

求人媒体はあくまでツールであり、手段が目的化してしまっているケースが非常に多いです。誰とやるか、どう運用するかで結果は全く変わります。

Q. 小野塚さんは「誰とやるか」を非常に重視されていますが、支援をお断りするケースもあるのでしょうか?

A. はい、明確にあります。「お金を払ったんだから全部やってよ」という丸投げのスタンスの企業や、社員を大事にしていない企業はお断りしています。

採用は自社の人の問題です。チームプレイができない企業に人が入っても、結果的にその人が幸せになれない可能性が高いからです。私は「この人のために自分の力を使いたい」と思える、熱量と誠実さを持ったお客様とだけ、泥臭く並走したいと考えています。

経営者の価値観:「誰かのために」が原動力

小野塚氏の経営哲学の中心には、常に「誰とやるか」という強いこだわりがあります。「私は承認欲求の塊で、お金には本当に興味がないんです。ありがとう、さすがだねと言われることで勝手に体が動いてしまう」と小野塚氏は笑います。

だからこそ、好きな顧客、誠実な経営者に対しては、損得を抜きにして全力でコミットします。

「この会社に行けば求職者も幸せになる」と心から思える企業との橋渡しをすることこそが、彼にとって絶対に曲げられない仕事の流儀です。

今後のビジョン:採用単価を10万円にする「動画転職アプリ」

Enrich Partnersが見据える未来は、現在のコンサルティング事業にとどまりません。2027年4月には、日本の採用市場を根本から覆す「次世代の動画転職アプリ」をリリース予定です。

現在の採用市場では、求人サイトの良い部分だけを切り取った情報によって入社後のミスマッチが多発し、さらに知名度の高い一部の企業にばかり応募が集中しています。

この課題を解決するため、開発中のアプリでは以下の画期的な仕組みを導入します。

  1. 3分間のリアルな動画視聴を必須化:1日の流れやリアルな働き方を映した動画を「見終わらないと応募できない」仕組みにし、ミスマッチを極限まで減らす。
  2. 選考状況の完全スケルトン化:各求人のPV数、応募数、面接数、採用数をすべて可視化。応募の集中を防ぎ、中小企業にも平等にチャンスが回る仕組みを作る。

小野塚氏は、このプラットフォームを通じて「1人の採用を1ヶ月10万円で完結させる世界線」を目指しています。

これにより、高額なマージンを搾取する不誠実な人材ビジネスを淘汰し、「逃げの転職」ではなく「納得のいく価値ある転職」を世の中に広げていくことが、彼の大きな裏テーマです。

読者(経営者・人事担当者)へのメッセージ

最後に、小野塚氏から、現在採用に本気で悩んでいる経営者へ向けたメッセージをいただきました。

「もしあなたの事業が『絶対に世の中の役に立つ』という理念を持っているのであれば、そこには必ず人が集まるべきです。採用がうまくいかないからといって、その崇高な理念が折れてしまうのは本当にもったいない。もし本気で採用を変えたい、熱量を持って一緒に戦ってくれるパートナーを探しているなら、ぜひ私に任せてください。日本中どこを探しても、私以上に泥臭く付き合う人間はいないと約束します。」

まとめ

この記事のポイント

  • 人材業界の「転職させるほど儲かる」という利益相反の構造を打破するため起業。
  • 「リクルートヒーロー」は月額1,000円の分析期間を経て、納得のいく適正価格で本契約に進むストレスフリーな仕組み。
  • ノウハウを出し惜しみせず、企業を「自立」させるのがEnrich Partnersのコンサルティング。
  • 2027年リリース予定の「動画転職アプリ」は、ミスマッチを防ぎ採用単価を大幅に下げるゲームチェンジャーとなる。

こんな企業におすすめ

  • どの求人媒体やエージェントを使っても結果が出ずに頭打ちを感じている企業
  • 採用代行に丸投げするのではなく、自社に採用ノウハウを蓄積して自立したい企業
  • 「採用をコストではなく投資」と捉え、熱量を持ってチームプレイができる経営者

採用の「仕組み化」にご興味がある方は、ぜひ一度株式会社Enrich Partnersにお声がけしてみてはいかがでしょうか。

ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

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