ROAS最高5300%!ワンプロデュース松井達夢が語る「利益が残る」マーケティングの真髄

この記事でわかること
- 「広告費をかけても利益が残らない」という構造的な課題の解決策
- Gunosyで6億円以上の広告運用を経験した経営者のリアルな失敗と教訓
- AIを活用し、平均ROAS600%を叩き出す最新のWEB広告運用の裏側
- ワンプロデュース株式会社が掲げる「関係者全員の幸福」を実現するビジネスモデル
なぜこの企業に注目すべきか
企業のマーケティング支援において、「CPA(顧客獲得単価)の改善」だけを謳う広告代理店は少なくありません。
しかし、ワンプロデュース株式会社は「経営から逆算し、利益が残る構造を設計する」ことに徹底してコミットする総合マーケティングエージェンシーです。
本記事では、同社代表取締役である松井達夢氏に独占インタビューを実施。一般的な会社紹介記事やコーポレートサイトには掲載されていない、創業時の苦悩や、利益を生み出すためのリアルな戦略、そして「35年後の日本をGDP世界一にする」という壮大なビジョンの背景に迫りました。

会社概要
- 会社名:ワンプロデュース株式会社
- 公式サイト:https://one-produce.co.jp/
- 代表者:代表取締役 松井 達夢
- 事業内容:コンサルティング(LTV最大化・P/L改善)、マーケティング支援(WEB広告・SNS運用)、クリエイティブ制作(LP・動画・画像)、研修支援(助成金対応)
- 実績:総広告運用額15億円以上、平均ROAS600%、最高ROAS5,300%(ECクライアント)、Google広告認定代理店(2025年1月認定)
創業ストーリー
起業の原体験と「Gunosy」での葛藤
松井達夢氏が「起業」を意識したのは12歳の頃。父親が起業した姿を見て育ち、「自分も起業する生き方が合っている」と感じていました。
その感覚が確信に変わったのは大学2年生(20歳)の時。学生向けのキャリアイベントを主催し、スポンサーを集めてマネタイズを経験したことで、自らビジネスを生み出す面白さに目覚めます。
その後、新卒で入社したGunosyでは、個人で6億円以上の広告費を運用するという圧倒的な実績を残しました。しかし、その裏では大きな壁にもぶつかっていました。 「広告でユーザーを獲得できても、それが本当に『収益性のあるユーザー』なのか、データを繋ぎ込んで逆算し、広告運用に落とし込む難易度は非常に高かった。
もっと先輩や上司にアドバイスを求めていれば、さらに改善できたはずだ」と、松井氏は当時の限界体験を振り返ります。
周囲の大反対と、コロナ禍での「出張BBQ事業」
Gunosyを退職し、独立を決断した際、周囲の反応は冷ややかなものでした。 上司からは「もっと修行してからの方が良い」と心配され、両親からも猛反対を受けました。
それでも「自分の気持ちを最優先にする」と我を押し通し、若さと勢いで起業に踏み切ります。
しかし、創業1年目の現実は甘くありませんでした。初年度の売上は約1200万円を作ったものの、外注費や値付けの甘さから、手元に利益はほとんど残っていませんでした。
さらにコロナ禍が直撃し、主力のWEB広告運用事業が伸び悩む事態に。そこで松井氏を救ったのが、なんと趣味を生かした「出張バーベキュー事業」でした。
折しものキャンプブームにうまく乗り、この事業の売上で急場を凌ぐという、経営者としての泥臭いサバイバルを経験しています。

事業の特徴
ワンプロデュース株式会社の事業は、単なる「WEB広告の運用代行」ではありません。「戦略・実行・教育」を一気通貫で担い、クライアント企業を利益体質に変えることが最大の強みです。
競合との違い
一般的な広告代理店が「コンバージョン数」や「CPA」を追うのに対し、ワンプロデュースは「LTV(顧客生涯価値)」や「P/L(損益計算書)」から逆算したマーケティング戦略を立案します。
強み
Google・Meta・TikTokなど主要媒体を網羅し、AI(Google P-MAXやMeta ASC等 )の力を最大限に引き出すデータ基盤の構築力と運用ノウハウを持っています。
提供価値
経営理念である「Prosper Together(関係者全員の幸福を追求する)」のもと、クライアントはもちろん、制作を担うパートナー企業にも適正な利益が還元される持続可能なエコシステムを提供します。

インタビューQ&A:松井達夢氏が語る「利益」と「AI」
Q. 「広告費を使っているのに利益が残らない」と悩む経営者が多いとのことですが、構造的な原因はどこにあるのでしょうか?
松井氏: 一番の原因は、LTV(顧客生涯価値)が見えていないことです。
事業やサービス単位でLTVを測れていないと、1人の顧客を獲得するために「いくらまで広告費をかけていいのか(限界CPA)」が算出できません。
とりあえずテストマーケティングで売上を上げようと広告を回し、結果的にCPAだけを追ってしまい、最終的に利益が残らないというケースが後を絶ちません。
実は私自身、起業初期にこの失敗を経験しています。財務の知識が不足していたため、クライアントの利益が残るKPI設計にコミットしきれなかった痛い過去があるからこそ、今は「利益」に徹底的にこだわっています。
Q. 平均ROAS600%、最高5300%という驚異的な実績を出されています。成果が出る企業と出ない企業の「分岐点」はどこにありますか?
松井氏: 現代のマーケティングにおいては、「AIのパワーをいかに使いこなすか」が最大の分岐点です。
具体的には、広告媒体に正しくデータを入れ込み、コンバージョンデータをAIにしっかり学習させる「データ計測基盤」が重要になります。
さらに、LP(ランディングページ)の内容や商材への理解、企業の強みといった「コンテキスト(文脈)」を、すべてAIに埋め込んで意思決定させられるかが勝負を分けます。
単に「AIに任せればいい」のではなく、ビジネスの文脈をAIに理解させる側の「マーケティングDX」ができている企業が、圧倒的な成果を出しています。
Q. 逆に、「支援がうまくいかない」「事前にお断りする」のはどのようなケースですか?
松井氏: 費用対効果が合わない、つまり「LTVが見えておらず、利益が残る設計になっていない商品」の場合は、事前にお断りすることが多いです。
LTVが低い商品で、検証として割り切ることもできない状況で広告を回しても、ビジネスとして成立しません 。自社の数字(単価、継続率など)があまり把握できていない企業様の支援は、非常に難しいのが現実です。
Q. 「関係者全員の幸福を追求する(Prosper Together)」という理念は、実際の経営判断でどう活きていますか?
松井氏: マーケティング支援の仕事は、制作会社様などステークホルダーが非常に多い業種です。
そのため、案件を受注する際も「安請け合いしない」ことを徹底しています。無理な金額で受けてしまうと、発注先のパートナー企業様にも無理な金額でお願いすることになってしまいます。
クライアントも高い費用対効果を維持しつつ、適切な価格で受注し、AIを活用して生産性を上げることで、関わる全員がしっかりと利益を残せる体制を築くことを意識しています。

経営者の価値観
松井氏が根底で大切にしているのは、「気持ちがいい人であること」です。 「相手の立場に立って考えることや、人間関係の重要性は、母親の教育の影響が強いです。
ビジネスの場だけでなく、友人や家族も含めて、良い人間関係を築ける人格でありたいと思っています」と語ります。
今後、AIが多くの作業を代替する時代になっても、「最後に選ばれるのは、気持ちよくコミュニケーションが取れて、責任感を持って仕事をしてくれる人」だという確信が、組織づくりのベースになっています。
今後のビジョン
35年後、「日本をGDP世界一」にする
ワンプロデュースは、「Make Japan No.1 Again(35年後、日本がGDP世界一になるための支えとなる)」という壮大なビジョンを掲げています。
「35年後」とは、現在30歳の松井氏が65歳を迎え、現役を引退する目安となるタイミングです。
起業前、バブル世代の先輩経営者たちから「明日の日本はもっと良くなるという希望があったから、山のようにバリバリ働けたし、楽しかった」というエピソードを聞いたことが、強烈な原体験になっています。
人口減少という逆風の中でも、AIによる生産性向上などを武器に、日本全体が希望を持てるエネルギッシュな空気を取り戻すための支えになりたいと考えています。
10年で年商10億、そして「AIにできない」領域への挑戦
今後の目標として、5年後に年商5億円、10年後には年商10億円の規模を目指しています。チームは闇雲に拡大せず、AIを使いこなせる10名程度の少数精鋭を維持する方針です。
また、将来的には起業初期に自身を救った「バーベキュー事業」のような、AIには決して代替できない「人間らしい豊かさ」を提供する領域にも再挑戦したいと意気込みます。
読者へのメッセージ
マーケティング支援を検討している中小企業の経営者に向けて、松井氏から重要なお願いがあります。
「広告代理店に依頼する前に、『自分たちの手売りで売れる商品かどうか』を必ず確認してください。営業マンが手売りして売れない商品が、SNSや広告を回した途端に売れるようになることはありません。
まずはご自身で商品を整え、売ってみる。もしその戦略や商品設計から難しい場合は、その段階からご相談に乗ることも可能です。順番を間違えないことが、利益体質への第一歩です」
まとめ
この記事のポイント
- WEB広告の成功の鍵は、CPAではなく「LTVからの逆算」と「経営のP/L改善」にある。
- AIツールをただ導入するのではなく、ビジネスの「コンテキスト(文脈)」をAIに学習させるマーケティングDXが必須。
- マーケティングの前に、まずは「手売りできる商品力(営業力)」を磨くことが大前提。
どんな企業におすすめか
- 長年、広告費をかけているが、一向に手元に利益が残らず悩んでいる企業
- マーケティングのKPI設計が分からず、広告代理店任せになってしまっている企業
- 本質的なLTVの向上と、長期的な「利益体質」の構築を目指す経営者・ビジネスパーソン

ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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