女性視点と本質的デザインで売上を創る。株式会社くのいちデザイン代表・石塚千喜が語る「結果を出すWeb制作」の裏側

この記事でわかること

  • 株式会社くのいちデザインの強みである「女性視点×本質的デザイン」の具体的な効果
  • 代表・石塚千喜氏の波乱万丈なキャリア(就職氷河期、ロス渡米、リーマンショックと妊娠の同時期経験)
  • 「デザインを良くしても売れない」の真意と、結果を出すためのクリエイティブ哲学
  • 地方創生や後進育成を見据えた今後のビジョン

なぜこの企業に注目すべきか

 企業のWebサイトや広告は「ただ綺麗なデザイン」を作っただけでは物は売れません。

株式会社くのいちデザインは、女性ならではの視点と、マーケティング・ブランディングの知見を掛け合わせ、企業の売上に直結するクリエイティブを提供しています。

本記事では、同社の代表取締役である石塚千喜氏に独自のインタビューを敢行。公式サイトや一般的な企業紹介では語られない、創業時の赤裸々な苦労から独自のビジネス哲学まで、経営者やマーケティング担当者にとって必見の「一次情報」をお届けします。

会社概要

  • 会社名:株式会社くのいちデザイン
  • 公式サイト:https://kunoichi-design.co.jp/
  • 代表者:代表取締役 石塚千喜
  • 設立:2017年7月7日
  • 事業内容:WEB制作、WordPressカスタマイズ、デザイン・冊子制作、LINE公式アカウント構築、SNS運用

創業ストーリー

「ルートにこだわらない柔軟さ」と「諦めないド根性」の原点

 石塚氏のビジネスの原点は、実家である着物屋での経験に遡ります。幼少期から検品や納品を手伝い、時には一晩で何百個もの作業を家族総出でこなすなど、「チームで動くこと」と「納期を守ること」を叩き込まれました。

就職氷河期にデザイン業界を目指した際は、短大から10社連続で不採用になるという挫折を経験。

しかし、そこで諦めることなく、半年間の飛び込み訪問販売で度胸をつけ、何度も連絡し続ける粘り強さでデザイン制作会社へのアルバイト入社を勝ち取ります。

リーマンショックと出産。幾多の転機を乗り越えて44歳で起業へ

その後、ITバブル期には大手企業の広告制作などで活躍するものの、「歯車のひとつ」ではなく「全体が見える仕事」を求めてロサンゼルスへ渡米。

帰国後にフリーランスとして独立し、組織化を図ろうとした矢先の2008年、リーマンショックと第一子妊娠が重なります。苦渋の決断の末、スタッフに辞めてもらい一度事業を縮小しました。

しかし、歩みは止まりません。株投資で10年弱かけて資本金1000万円を貯め、2017年、44歳で「株式会社くのいちデザイン」を設立。

ライフステージの変化に翻弄されながらも、その都度柔軟に道を選び、圧倒的な努力で道を切り拓いてきた背景が、現在の強靭な経営基盤に繋がっています。

事業の特徴

株式会社くのいちデザインには、他のWeb制作会社にはない明確な強みと特徴があります。

競合との違い:「女性視点」の徹底と本音のフィードバック

化粧品や生理用品など、女性向け商材において圧倒的な強みを発揮します。「女性として本当に良いと思えるか」という率直な意見が制作現場で飛び交い、ターゲットに刺さる表現を追求します。」を「化粧品や日用品、育児・子ども向け商材など、生活者視点が求められる分野において強みを発揮します。

「本当に共感できるか」「自然に手に取りたくなるか」という率直な視点を大切にし、ターゲットに刺さる表現を追求しています。

強み:ベテランデザイナーによる確固たるクオリティ担保

現在、7〜8名のパートナーと連携。表に立つのは女性が中心ですが、システム面は男性エンジニアが担うなど適材適所を徹底。

さらに10〜20年以上のキャリアを持つベテランデザイナーが必ず品質管理に入ることで、高いクオリティを維持しています。

提供価値:売上に直結する「本質的な課題解決」

「ただ美しいサイト」ではなく、顧客の課題を深掘りした提案を実施。実際に、WebサイトとLPのリニューアルによって、全く売上が立たなかった状態からコンスタントに売上が上がるようになった事例など、明確な数値改善の実績を持っています。

インタビューQ&A

ここからは、代表の石塚千喜氏への独自インタビューを通じ、その哲学と実態を深掘りします。

Q. 幼少期のご実家での手伝い経験は、現在のチームマネジメントにどう影響していますか?

石塚氏:実家が着物屋で、繁忙時には家族総出で多くの品を準備していました。

限られた時間の中で、誰がどう動けば効率的か、得意不得意を考えながらチーム一丸となって動く経験を子どもの頃から積んできました。

この「全体を見て、誰がどう動くべきか気を配る」という視点は、今のディレクション業務やチーム運営に直結していると感じます。

Q. 就職氷河期に短大からデザイナーを目指し、訪問販売も経験されています。当時の苦労を教えてください。

石塚氏:美大は倍率が高く、早く働きたい一心で短大と夜間の専門学校に並行して通いました。

しかし就職活動では10社受けて全滅。そこで一旦、訪問販売のアルバイトを半年間やり、怒鳴られながらもアポを取るという経験で度胸と営業力をつけました。

その後、何度も断られたデザイン会社にしつこく連絡を取り続け、熱意を認めてもらってなんとかアルバイトとして潜り込んだんです。

Q. 大手案件を多数手がけた後、ロサンゼルスへ渡った理由は何だったのでしょうか?

石塚氏:ITバブルの頃、大手企業のプロモーションなど非常に大きな仕事を任せてもらえました。

ただ、規模が大きすぎると自分は「歯車のひとつ」でしかなく、全体像が見えなかったんです。デザインの視野を広げ、もっと全体が見える仕事がしたいと思いロサンゼルスへ行きました。

結果的にローカルな広告の現場に入ることになりましたが、そこで「限られた中でどう最善を尽くすか」を学べたことは大きな財産です。

Q. 2008年、リーマンショックとご自身の妊娠が重なった際、スタッフに辞めてもらうという重い決断をされました。当時の葛藤を教えてください。

石塚氏:法人化して組織を拡大しようとしていた矢先に、リーマンショックが起き、同時に第一子の妊娠が発覚しました。

景気後退でお金が回らなくなる恐怖と、自分の体力がどこまで持つか分からない不安がありました。赤字を抱えてスタッフを雇い続ければ、精神的に追い詰められてしまう。

そう考え、スタッフに正直に事情を話し、別の仕事を紹介するなどして、一旦事業を白紙に戻す決断をしました。

Q. 「デザインを良くしても売れない」と発信されていますが、くのいちデザインが本当に提供しているものは何でしょうか?

石塚氏:「カッコいい」の定義は、人やブランドによって全く違います。

クリエイターの自己満足としての「良い」ではなく、お客様やその先のユーザーにとっての「良い」でなければ、筋が通らず絶対に売れません。

私たちが提供しているのは、見栄えの良い絵ではなく、お客様のビジネスの「本質」を見極め、ターゲットに確実に伝わるためのコミュニケーションの設計そのものです。

Q. 「女性視点」が制作現場で最も活きるのはどのような場面ですか?

石塚氏:やはり女性向けの商材(化粧品や育児用品など)を扱う時ですね。

デザインを見た時に、「女性の感覚としてこれは買いたいと思えるか」「この表現は響くか」といった率直な意見が現場で飛び交います。

男性が多い制作会社では見落とされがちな「生活者としてのリアルな実感」をクリエイティブに反映できるのが最大の強みです。

 経営者の価値観

「ダメなら諦めるか、徹底的に努力するか」の二極の振り切り

 石塚氏の生き方の根底にあるのは、「中途半端にやらない」というスタンスです。ご自身の強みを問われた際、「ダメだと思ったことはすっぱり諦めるか、それとも頑張って徹底的に努力するかのどちらかに振り切ること」と即答しました。

この決断力の速さと、一度決めたら最後までやり抜くエネルギーが、同社の成長を牽引しています。

一生懸命な企業を、徹底的に支え抜く

くのいちデザインのバリューには「一生懸命に努力している企業を徹底的に支える」という言葉があります。

この背景には、石塚氏が過去に「この広告戦略は失敗する」と直感しながらも、立場上口出しできず、結果的にその企業が倒産してしまったのを目の当たりにした苦い経験があります。

「だからこそ今は、少しでも上手くいかない予感があれば、早めに意見を言います。作る側にも受け取る側にも意図を丁寧に説明し、絶対に成功させるために伴走する。それが私の仕事だと思っています」。

今後のビジョン

クリエイターの独立支援と、地方創生への挑戦

今後の展望として、石塚氏は2つの大きなビジョンを掲げています。 ひとつは、現在共に働いているアートディレクター(AD)たちが、さらに成長して自分自身の会社を持てるくらいに発展すること。

そしてもうひとつは、「地方創生」です。「自分の地元である秦野市を活性化させる事業をやりたい。色々な企業と繋がって、街全体が大きくなり、有名になっていくような取り組みに自分の力を使っていきたいです」と、デザインの枠を超えた社会貢献への強い意欲を語ってくれました。

読者へのメッセージ

「困ったら、まずは相談してください。道は考えます」

 最後に、現在Web集客やデザインで悩んでいる企業の担当者へ向けたメッセージを伺いました。 「堅苦しく考えずに、まずは相談してきてほしいです。予算や状況など、困っていることがあれば、どうすれば解決できるか一緒に道を探し、考えます」。

デザインはあくまで課題解決の手段です。自社の魅力がうまく伝わっていない、売上が伸び悩んでいると感じる経営者の方は、一度くのいちデザインに相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

この記事のポイント

  • くのいちデザインは、単なるデザイン制作にとどまらず、顧客の「本質」を見極めて売上に貢献する。
  • 代表の石塚氏は、幾多の困難を「柔軟な発想」と「諦めない努力」で乗り越えてきた実践者である。
  • 「女性視点」を活かし、特に女性向け商材における表現力・訴求力に圧倒的な強みを持つ。
  • 「失敗させないため」に、クライアントに対して忖度なくプロとしての意見をぶつけ、伴走する姿勢がある。

こんな企業におすすめ

  • 女性向けの商品・サービスを展開しており、ターゲットに刺さる見せ方がわからない企業。
  • 過去にWebサイトをリニューアルしたものの、問い合わせや売上に繋がらなかった企業。
  • 共に事業課題を考え、時に厳しい意見も言ってくれる「真のビジネスパートナー」を探している50代以上の経営者。

ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

経営者のストーリーには、会社のホームページや営業資料だけでは伝わらない
「なぜこの事業を始めたのか」という想いがあります。

創業のきっかけ、苦労したこと、そしてこれから実現したい未来。

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  • これからのビジョン

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インタビューはオンラインで60分ほど。現在はプロジェクトのため参加費は無料です。

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