月商2億円の元商社マンが語る「売れる営業」の心理学×統計学とは?|ハッピーコンサルティング 西田隆行氏インタビュー

「営業の成績が上がらない」「色々な手法を試したが結果が出ない」そんな悩みを抱える経営者やビジネスパーソンは少なくありません。
本記事では、総合商社の営業時代に入社3年目で全国売上1位、29歳にして月商2億円を売り上げた実績を持つ、ハッピーコンサルティング代表の西田隆行氏にインタビューを実施しました。
西田氏は現在、日本コムシンク株式会社でDXコンサルタントとしても活躍する「二刀流」の顔を持ちます。
この記事では、以下のことがわかります。
- トップ営業マンが実践する「心理学×統計学」による再現性の高い営業手法
- 中小企業が陥りがちなDXの失敗パターンと回避策
- 高額なコンサルティング費用を払えない企業でも導入できる、月額15万円の「伴走型支援」の裏側
「トップ営業マンの真似をするだけでは売れない」と語る西田氏の、現場のリアルな経験と経営哲学に迫ります。売上の壁にぶつかっている経営者・営業担当者は必見の情報です。

創業ストーリー
「なぜこの事業を始めたのか」と創業時の苦労
西田氏の原点は、大学時代にいち早く学んだ「マーケティング」にあります。その知識を武器に、総合商社に入社後、まだ導入の走りだった量販店向けPOSシステム(BtoB商材)の営業を担当。大手量販店(ジャスコやマイカルなど)の開拓を積極的に行い、入社3年目で全国1位、29歳で月商2億円という驚異的な数字を叩き出しました。
しかし、順風満帆な時期ばかりではありませんでした。当時はまだPOSシステム自体の認知度が低く、「何それ?」と言われる状態からのスタート。大手企業相手になかなか売れず、自身の営業トークにも自信が持てない「売れない時期」を経験します。そこで西田氏が突破口として見出したのが「心理学」でした。どうすれば相手の心に刺さり、動かせるのかを徹底的に研究したことが、現在のコンサルティング手法の礎となっています。

10年間の営業経験を経て成績を残した西田氏は、大学時代からの夢であった経営コンサルタントになるため独立を決意。中小企業診断士の資格を取得し、前職の社長からの紹介などを皮切りに、泥臭い営業活動と人脈を通じて最初のクライアントを獲得していきました。
事業の特徴
競合との違い・強み・提供価値
ハッピーコンサルティングの最大の強みは、「トップ営業の属人的な成功例を真似させない」という点です。トップ営業マンの売り方は個人のスタイルやテクニックに依存しており、一般の営業マンには再現が難しいと西田氏は指摘します。
そこで提供しているのが、「心理学」と「統計学」を掛け合わせたエビデンスに基づく営業術です。心理学で相手の心を動かし、統計学を用いて「誰にでも再現性のある営業手法」を構築します。

また、大手コンサルティング会社が1人月80万〜100万円という高額な費用を設定しているのに対し、ハッピーコンサルティングは「月額15万円」という独自の料金体系を持っています。これは、資金力に余裕のない中小企業でもコンサルを受けられるようにするためです。
全ての課題を網羅するのではなく、ボトルネックとなっている課題に「ピンポイント」でアプローチし、月3回のミーティングや日々のチャットを通じた「伴走型支援」を行うことで、圧倒的な費用対効果を実現しています。

実際に、この伴走型支援により、利益率が1%から4%に改善した企業や、成約率が10%から25%まで跳ね上がった企業など、確かな実績を生み出しています。

インタビューQ&A
Q. 総合商社の営業時代、入社3年目で全国1位になれた理由は何を変えたからですか?
A. 大学時代にアメリカから入ってきたばかりのマーケティングをいち早く学んだことが大きいです。その知識を活かして、他の人よりも早く新規開拓を行い、営業先での成約率を高めることができました。
Q. 29歳で月商2億円という数字ですが、どんな商材を誰に売っていたのでしょうか?
A. 量販店向けのPOSシステムです。今でこそ当たり前ですが、当時は導入の走りでした。ダイエーさんやジャスコさん、マイカルさんといった大手量販店に対して、BtoBでシステムを多数導入していただいた結果、それだけの数字を作ることができました。
Q. 「心理学で相手の心を動かす」とはどういうことですか?
A. いくら商品が良いと伝えても、相手の心に刺さらなければ物は売れません。私は売れない時期に、どうすれば人が行動を起こすのかを学ぶため、行動心理学を勉強しました。クロージングの場面などで、相手がどのような心理で物を買うのかを理解し、アプローチすることが不可欠です。
Q. 「統計学」を営業に使うとはどういうことでしょうか?
A. 営業において最も重要なのは「再現性」です。一部の成功者やトップ営業マンのやり方は個別のテクニックに依存しているため、誰もが真似できるわけではありません。これまで多くの経営者とお会いしてきたデータを蓄積・分析し、誰でも一定の確率で売れるようになるための「統計(再現性のあるルール)」として落とし込んでいます。
Q. 日本コムシンクでの「DXコンサル」との兼業スタイルはどのように生まれたのですか?
A. 元々私はハッピーコンサルティングで活動していましたが、設立40年目を迎えるシステム会社の日本コムシンクが新たにコンサルティング事業を立ち上げるタイミングで声をかけていただきました。これまで同社になかったコンサルティングのスタイルを構築するため、参画させていただいています。
Q. 中小企業がDXに失敗するパターンで最も多いのはどのようなケースですか?
A. 「デジタルトランスフォーメーション(DX)」という言葉だけが一人歩きしてしまい、「結局、業務で何をすればいいのか分からない」というケースが最も多いです。お客様が自覚している「顕在的な問題」だけでなく、我々コンサルタントが「潜在的な問題」を探り当て、それをシステムでどう解決できるかを提示することが重要です。

Q. DX化を進める上で、変えてはいけない「本質」は何ですか?
A. 会社の「経営方針」です。私たちが問題提起をしてデジタル化を進めることによって、社長の思いや会社の方針がブレてしまうことが一番怖いです。まずは社長との確認を徹底し、方針がブレていないことを前提にシステム化を進めるよう、常に気をつけています。

Q. コンサル料金を「月額15万円」に設定している理由を教えてください。
A. 私はこれまで15年間コンサルタントをしてきましたが、通常の相場だと月に80万〜100万円ほどかかります。しかし、従業員50人未満の中小企業では、問題があってもそれだけのキャッシュを出せません。そこで、全ての経営課題を見るのではなく、改善すべき問題点だけに「ピンポイント」で絞って伴走することで、月額15万円という料金設定を実現しています。費用対効果を感じていただけるギリギリのラインを追求しています。

Q. 逆に、御社のサービスを受けても「成果が出にくい企業」のパターンはありますか?
A. 企業や経営者ご自身が「ネガティブ思考」である場合は伸びにくいです。また、会社の風土が極端に属人化していて、組織として変わろうとする姿勢がない状態だと、私がどれだけサポートしても前に進まないことがあります。

経営者の価値観
西田氏の経営哲学の根底にあるのは「ブレない軸」と「再現性」です。
DX化やツール導入を進める際にも、決して「システムありき」にはしません。あくまで「会社の方針がブレないこと」を最優先とし、社長の思いに寄り添うことを大切にしています。
また、コンサルタントとしてのスタンスも一貫しています。「自分自身の売上を大きくしたいわけではない。
キャッシュに余裕がない中小企業であっても、課題解決を諦めてほしくない」という強い思いから、相場を大きく下回る価格で伴走型の支援を続けています。
売上至上主義ではなく、「目の前の一社を救う」ことに価値を置く姿勢が、西田氏の強い信頼性に繋がっています。
今後のビジョン
10年後の未来と新しい挑戦
10年後について西田氏は、「時代の波に飲まれて倒産していく小規模な会社さんを、一社でも多く救い上げたい」と語ります。現在、ハッピーコンサルティングとして直接見ることができるクライアントは月に10社程度が限界ですが、将来的には法人化し、人員を増やすことで、より多くの中小企業を手助けできる体制を作っていく構想を持っています。

さらに、日本コムシンクの事業としても、SDGsや社会貢献活動を可視化する「アクトコイン」事業など、これからの時代に求められる新しいDXの形にも積極的に取り組んでいく予定です。

読者へのメッセージ
私は個人事業からスタートしましたが、様々な方とのご縁とビジネスネットワークの中でここまで来ることができました。
これからも人との出会いに感謝しながら、ご縁のある方々と一緒にお互いの事業を展開し、広げていけたらと思っています。もし売上や組織の課題でお悩みがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
まとめ
この記事のポイント
- 「トップ営業の真似」では売れない。必要なのは心理学(心を動かす)と統計学(再現性)の掛け合わせ。
- DX化は「システム導入」が目的ではなく、会社の「ブレない方針」をベースに潜在的課題を解決することが本質。
- ハッピーコンサルティングは、月額15万円という独自の価格設定で、中小企業にピンポイントで寄り添う「伴走型支援」を提供。
どんな企業におすすめか
- 色々な営業手法を試したが、成約率や売上が上がらない企業
- 営業が属人化しており、チーム全体の底上げ(再現性の構築)をしたい経営者
- 高額なコンサル費用は出せないが、自社に寄り添ってくれるプロの伴走支援を求めている中小企業や個人事業主

ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
経営者のストーリーには、会社のホームページや営業資料だけでは伝わらない
「なぜこの事業を始めたのか」という想いがあります。
創業のきっかけ、苦労したこと、そしてこれから実現したい未来。
こうした話を聞くたびに、日本にはまだまだ面白い経営者がたくさんいると感じます。
そのストーリーを残すために、現在【経営者1000人インタビュープロジェクト】を進めています。
この企画では、
- 創業のストーリー
- 事業の強み
- 経営者の価値観
- これからのビジョン
などをお聞きし、記事として公開しています。
記事は、会社名や代表者名で検索されたときにも見つかる「信頼できる情報」として残るコンテンツになります。
インタビューはオンラインで60分ほど。現在はプロジェクトのため参加費は無料です。
もしこの記事を読んで
「自分の事業の想いも残してみたい」
「経営者としてのストーリーを言語化したい」
そう思った方がいれば、ぜひ以下のページをご覧ください。
