埼玉・和光市から仕掛ける地域創生。あやなり本舗 代表・佐藤優希成の波乱万丈な起業ストーリーと「腐らず粘る」経営哲学

- 合同会社あやなり本舗が提供する、他社とは異なる「伴走型」のWeb支援の実態
- 代表である佐藤優希成氏の波乱万丈な起業ストーリーと経営哲学
- 地域密着型ビジネスのリアルと、自ら事業を手がける「発注者目線」の強み
- 和光市を中心とした「地域コングロマリット構想」と今後のビジョン
Web制作やマーケティング支援を謳う企業は数多く存在しますが、自らリスクを取ってECサイト運営や地域イベントの主催など「複数の実事業」を展開している支援会社は稀です。
「合同会社あやなり本舗」は、自ら事業を立ち上げ、集客を実践する中で得た「生きたノウハウ」をクライアントに提供しています。
本記事では、代表の佐藤優希成(さとう ゆきなり)氏への独自インタビューを通じ、一般的な会社紹介では語られない一次情報と、中小企業の経営課題を解決するヒントに迫ります。
会社概要
- 会社名:合同会社あやなり本舗
- 代表者:佐藤 優希成
- 設立:2021年8月
- 事業内容:
- 受託事業(地域密着のITサポート、新規事業の立ち上げサポート、事業転換のサポート、ホームページ制作、ECサイト制作、動画制作、YouTube運営代行、クラウドファンディング企画など)
- イベント事業
- EC事業

創業ストーリー
アメリカでの挫折と、1.5畳での過酷な住み込み生活
佐藤代表のキャリアは、思い描いたレールからの「突然の離脱」から始まります。高校卒業後アメリカへ留学し、外資系企業や海外での活躍を夢見ていた佐藤氏ですが、大学3年の時に家庭の事情で学業を続けることが困難となり、帰国を余儀なくされました。
帰国後、留学先で知り合った友人の縁を頼り、埼玉県で建設業の住み込みの仕事に就くことになります。 「自分の生活スペースは、事務所の2階のスペースに布団を敷いた1.5畳ほどのスペース。1部屋に先輩社員2人とルームシェアをしていました。
朝から晩まで働き、少ない休みは家族の問題解決に奔走していました。当時が一番大変で、あの過酷な時期を乗り越えた経験が、今の経営における『多少のことでは動じない判断軸』になっています」と佐藤氏は振り返ります。
生前整理事業の立ち上げと、コロナ禍による転機
その後、知人との縁から「生前整理」の事業を立ち上げます。高齢化が進む地域社会において、一人暮らしの高齢者が抱える片付けの悩みは深く、チラシなどのオフライン広告を中心に集客は順調に進みました。
月に50万円ほどの売上が立つようになり、事業として軌道に乗り始めた矢先、新型コロナウイルスのパンデミックが襲いかかります。
「お客様から『(感染が)怖いから来ないでほしい』と言われ、自身が加害者になってしまう恐れも感じて、事業を一時ストップせざるを得ませんでした」。
この予期せぬ危機が、その後の「あやなり本舗」の基盤となるWeb制作事業への本格的なシフトへと繋がっていくのです。
事業の特徴
1. 究極の「発注者目線」:自ら事業とマーケティングを実践する強み
あやなり本舗の最大の強みは、代表自らが事業会社として実ビジネスを展開している点にあります。
自社ブランドでの睡眠関連製品の開発・販売や、和光市での大規模な地域イベント(妖怪フェスティバル、花火大会など)の企画・主催、サッカースクールの立ち上げなど、多岐にわたる事業を自らのキャッシュフローで回しています。
「他社との違いは、自腹を切って自分でマーケティングを実践している点です。マーケティングに自信があるなら、集客できるなら、なぜ自分でやらないのか?と思ってしまう。
自社で事業をを立ち上げ、売上を立てているからこそ、クライアントへの説得力と信用が生まれます」。

2. 受注者ではなく「パートナー」としての伴走型支援
あやなり本舗では、単なる「Web制作会社」の枠を超え、地域企業の「委託CXO(Chief Experience Officer)」のような立場でプロジェクトの中に入り込むスタイルをとっています。
月額制で一定期間一緒に事業を進める伴走型のサポートを行い、顔の見える地域密着の関係性を大切にしています。
3. 中小企業に寄り添う「適正価格」の提案
ホームページ制作の費用感は、およそ20万円〜120万円、月額の伴走支援はは5万円〜50万円。地域の中小企業はITに不慣れなことも多く、納得感のある価格設定が必要だと考えています。
「100万の中で最大限できること、50万の中で最大限できることは何かを考え、予算内で最大の効果を出す設計を心がけています」。また、最終的には各企業での広報やwebマーケティングの内製化を勧めています。
最初は専門性のある私たちの様な業者が委託で請け負いますが、徐々に社内にノウハウやスキルを蓄積することが理想なのではないかと考えています
インタビューQ&A
Q. 生前整理事業からWeb制作事業へ転換された経緯を教えてください。
A. 佐藤代表: 生前整理の事業をやっていた時、集客のために外部の業者にホームページやLPの制作を依頼したことがありました。
しかし、予算の都合などもあり、意図した通りのものができなかったんです。「学生時代に趣味でホームページの制作や、簡単なデザインをしていたこともあり、だったら自分でデザインやWeb制作をやったほうがいいんじゃないか」と思ったのがきっかけです。
元々、自分自身で生前整理の集客はできていたので、同業者やや士業の方々に安価でホームページを作って提供し始めたところから、徐々に仕事が広がっていきました。
そこから補助金などを活用した提案もできるようになり、法人化(合同会社あやなり本舗の設立)に至りました。
Q. 地域の中小企業にWeb活用を提案していく上で、最も壁に感じることは何ですか?
A. 佐藤代表: 正直なところ、あまり壁に感じることはないですね。
私自身が地域の中小企業の代表だからこそ、経営者の予算感や悩みを自分ごととして理解できているからだと思います。
当社で実際に行った得た実践的な知見をクライアント様の事業に応用する。その過程で「今の売り上げ・利益がいくらだから、投資できるのはこのくらい」といった経営者視点での共感が生まれるのではないかと思います。
仕事の獲得方法について同業他社様から聞かれることがあるのですが、テレアポや飛び込み営業といったアウトバウンド的なアプローチは一切行わず、基本的には紹介や直接のお問い合わせを中心に仕事をいただいています。
少しずつ結果を出すことで信用を積み上げていく。それが、長期的な伴走関係につながると考えているんです。
Q. 今のビジネスモデルで、まだ課題だと感じていることはありますか?
A. 佐藤代表: 自社で展開している「EC事業」の拡大ですね。
Web制作やシニア向けの事業、地域イベントなどは、地域の人との繋がりの中で比較的スムーズに進むのですが、ECだけは全国(あるいは海外)との勝負になります。
製品開発から物流、広告の打ち方など、もっと集中してノウハウを深めていかなければならないと痛感しています。ただ、ここで得た知見は必ずクライアント支援にも還元できると信じています。
Q. 組織の形として、今後はどのような体制を目指していますか?
A. 佐藤代表: 自社だけで全てを抱え込むのではなく、コアとなる経営を一緒にやってくれるメンバー(社員や役員)を数名置き、それ以外は強力な「外注パートナー」を増やしていくハイブリッドな組織形態を目指しています。
例えば、一つの大規模なプロジェクトに30人が関わるとして、自社メンバーは3〜5名、残りは信頼できるパートナーと組んで動く形が理想ですね。
経営者の価値観
「腐らずひと粘り」が道を拓く
佐藤代表の根底にある経営哲学は、「腐らずにひと粘りする」ということです。 留学から帰国し 思い描いていたキャリア計画から外れながらも現場仕事で食らいついた時期。
アルバイトをしながら悶々としていた起業初期。それでも「辞めたくない」と粘り続けた結果、生前整理という事業を思いつき、そこから現在のWeb制作や地域コングロマリット事業への道が拓けました。
事業を進める上でうまくいかないこと、嫌だなと思うことに対して『もうちょっとだけ粘ってみる』というスタンスが、結果的にビジネスの幅を広げてくれました」と語ります。

仕事を楽しむ姿を子供に見せる
また、一人の「父親」としての視点も経営の原動力になっています。 「子供が大きくなった時、『俺はお前を養うためにこんなに疲弊しているんだぞ』という親父にはなりたくないんです。
地域のイベントを仕切っていたり、様々な仕事をしながら『楽しく仕事をしている姿』を子供に見せたい。それが僕のエゴであり、かっこつけの部分でもありますね」。
今後のビジョン
和光市を中心とした「地域コングロマリット」の形成
合同会社あやなり本舗が目指すのは、単なる制作会社ではなく、地域に根差した「コングロマリット(複合企業)企業」です。
Web受託事業に加え、EC事業、地域イベント、スクール運営、シニア向け不動産整理など、複数の事業を並行して育てています。
「先輩経営者からは『1点突破しろ』とよく言われますが、僕は全部を一気にやる方式を選んでいます。将来的には、売上規模で10億円超の、地域で面白いことをやっている企業にしていきたいですね」。
和光市で「1万発規模の花火大会」を実現する
地域への強い思いは、具体的な形となって動き出しています。現在、佐藤代表が注力しているのが、和光市での花火大会の企画です。
「最終的には、埼玉県内で最大級の花火大会に匹敵する、1万5000発規模の花火大会を和光市で実現したい。10年以内にはそこまでイベントを大きく育てていきたいと思っています」と、新しい挑戦への熱意を語りました。

読者へのメッセージ
もしあなたが、新規事業の立ち上げや既存事業のWeb集客に悩む経営者なら、「どこにどう予算を使っていいかわからない」「様々な提案を受けるが自社に合った施策が見えない」という壁に直面しているかもしれません。
あやなり本舗は、綺麗事を言うだけのコンサルタントではありません。自らの手で事業を作り、自腹を切ってマーケティングを行ってきた「泥臭い実践者」だからこそ、貴社の痛みがわかります。
発注者と受注者という垣根を越え、本気で事業を前に進める「パートナー」をお探しなら、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
【この記事のポイント】
- あやなり本舗は、自社でECやイベントを運営し「発注者目線」を持つWeb制作会社である。
- 委託CXOとして企業の内部に入り込む「伴走型支援」と、中小企業に寄り添う「適正価格」が強み。
- 佐藤代表の「腐らず粘る」哲学と、過酷な原体験が経営のブレない軸を作っている。
- 和光市を中心とした地域コングロマリット構想と、大型花火大会の実現という明確なビジョンがある。
【どんな企業におすすめか】
- ホームページを作りたいが、予算やIT知識に不安があり、何から始めていいかわからない中小企業。
- 単なる「制作」ではなく、事業全体の戦略やマーケティングから相談できるパートナーを探している企業。
- 地域に密着したビジネスを展開しており、自社の強み(USP)を再構築したい経営者。

ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
経営者のストーリーには、会社のホームページや営業資料だけでは伝わらない
「なぜこの事業を始めたのか」という想いがあります。
創業のきっかけ、苦労したこと、そしてこれから実現したい未来。
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- 創業のストーリー
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インタビューはオンラインで60分ほど。現在はプロジェクトのため参加費は無料です。
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